4ヵ国語を話す子供たち 

〜多言語教育実験中?の我が家より〜

4.スペイン語

          スペインに住んでいて、スペイン人の父を持ち、スペイン語を話す親戚や隣人に囲まれて
          育っているわけですので、スペイン語の習得は放っておいても何の心配もないですね。

          長男が生まれた時、しばらくの期間夫はバスク語で話しかけていました。元々バスク語が
          流暢に話せるわけでもなく、私は疑問に思っていたのですが、「自分の子供はバスク語を
          話せるようになって欲しい」という夫の強い願いもあったので(これはバスク語の項目をご参照下さい)
          黙って様子を見ていました。

          しばらくして、知り合いの学校の先生などと話している内に、「子供には、自分の気持ちを
          一番表現できる言語、つまり自分が育った環境の言葉で話さないといけない。それに、時々
          他の言語を混ぜたら、子供が混乱するからやめたほうがいい」とアドバイスされたのです。

          子供は、自分に話しかけている人物と、その言語を結びつけて認識するので、別の時に
          その人物が他の言語で話しかけてきたら、どうやって反応していいかわからなくなるからです。

          なんだか至極当たり前のことですけど、多言語を使っている環境では徹底するとなると
          結構努力も必要なんですよ。納得した夫はやはり子供達にはスペイン語で話すことにした
          のでした。

          バスク語を話さない家庭の子供達も多数、バスク語オンリーの学校に通っています。
          授業は完全にバスク語のみでも、休み時間になると子供同士の会話は「スペイン語」になる
          ことが多いそうです。スペイン語で話す方がラクだからか、またはスペイン語で表現したほうが
          ピッタリくる話題が多いものもあるからか、でしょうね。

          スペインでは、バスク地方の他にカタラン語が公用語になっているカタルニア地方があります。
          首都は皆様ごぞんじのバルセロナです。

          また、スペインは地方色のとても強い国で同じ「スペイン語」を話していても、住んでいる地方で
          アクセントがかなり違ってきます。

          見知らぬ人に対しては、どこの出身かわからないほど標準語で話せる人がほとんどの日本と
          比べると、ちょっと想像するのが難しい状況かもしれませんね(^ ^;)

目次に戻る     ホームに戻る