4ヵ国語を話す子供たち
〜多言語教育実験中?の我が家より〜
2.お母さんのことば(mother tongue)
それぞれの家庭の事情というのがありますので、絶対とは言えませんが、子供と一番長い時間
そして深い関係にあるのは「お母さん」ですよね。生まれたときから子供はそのお母さんの口から
出てくる言葉を聞きながら育っていきます。初めての言葉もお母さんの口真似だったりしますよね。
(余談:長男の場合は「メェ〜」という羊の鳴き声−当時住んでいた一軒家の階下が羊小屋だった為
次男の場合は「ガビ」というよそのおじさんの名前−良く遊んでいてくれた為)(^ ^;)
子供に対して一番自然に話せる言葉は、自分の母親が自分に話してくれた言葉
なんだかとても当たり前のことですが・・・
国際結婚だったり、自国に住んでいない者にとって「自分の母親が自分に話してくれた言葉
−母国語」を子供に話す、ということはとても大切だと思います。特別国粋主義である必要は
ありませんが、自分や子供のアイデンティティーというものは大事にすべきものだと思います。
我が家では幸い夫婦間、親族とぎこちない関係になることはありませんが、例えば他では
「子供達と片親が日本語で話して楽しそうにしてると、もう一人のほうがイヤな顔をする」とか
「親族で食事をしている時に日本語で話していると嫌がられる」とか、まあ色々あるわけです。
親族はともかく、配偶者が相手のアイデンティティーでもあり文化でもある「言葉」に
理解を示さないというのはとても残念ですね。
夫は日本語はできません。それでも私と子供達との会話を年中耳にしているので
いくつかの単語は知っていますし、簡単な内容なら何の話を私たちがしているのか想像できる
ようです。私と子供達が疎外しているわけでもないので不服はないようです。
ある有名なミュージシャンは、日本人の奥さんが日本語の本を読むのに夢中になっているのに
やきもちを焼いて(奥さんが頭で考えていることを自分が理解できないことに腹が立ったとか)
その奥さんもどういう考えか、そこで日本語で読むことも話すこともやめてしまったのです。
(彼女は日本でインタビューに答えるのも英語だったので正直ビックリしました)
「世界がひとつになればいいな」と理想的なことを歌っていたミュージシャンでしたが、
そんな身近なところでの理解もなくて、国際的平和の歌なんて・・と以後素直に聴けなくなって
しまいました(苦笑)